現場で見つけた魅力的な開口部

前回ご紹介しました現場は無事完成を迎え、お客様のお引っ越しを待つばかりとなりました。
完成写真につきましは、後日改めて、アップします。

さて、別の現場も進行しています。
お盆前から工事が始まっていまして、現在大工工事の真っ最中です。
毎日、着々と形になっていくので、楽しい瞬間でもあり、自分の設計したものが想像通りになっているか、注意深く空間を確認しなければならない瞬間でもあります。

そんな確認の最中、本日現場で見つけた魅力的に感じた開口部を２つ紹介します。

１つ目は、開口部越しに外部足場にかかるネットがレイヤーとなり、外部の風景を柔らかなものと変換し、とても魅力を感じさせる開口部の１シーンとなっていました。

２つ目は、開口部越しに外壁下地となる「透湿防水シート（タイベック）」が透けて、障子のような効果を生み、外部の日光を柔らかく内部に取り入れています。透けているシートの感じも和紙のようで魅力的でした。

以上に紹介しました開口部の状態は、住宅が完成してからは絶対に見ることのできない状態です。

このようなある瞬間に現れる現場の状態を発見する事も、現場確認の際の面白みでもあります。