2012年3月28日水曜日

先週末Part2・・・

前回に続き先週末Part2としてブログを書こうとしていたのですが、ちょっと時間が空いてしまいまして、正確には先々週末の話になります・・・


17日(土)に北海道の建築家五十嵐淳さんのオープンハウスが旭川であり、見学させて頂きました。
旭川郊外の畑の中にぽつんと建つ住宅の外観は、周辺の建物とは全く違うのですが、その白く塗装された松の外壁で仕上げられた外観が、雪景色の白さと相まって、周辺環境にとけ込んでいるような印象を受けました。周りの畑が緑に染まる、夏にも見てみたいなと思いました。
住宅の中に入ると、今までの作品の要素を取り入れた現時点での五十嵐さんの集大成のような印象でした。室内は、基本的に一室空間で、外観で感じるよりも、内部空間がとても広く感じられる設計です。


1週間後25日(日)、同じく五十嵐淳さんのオープンハウスが札幌で行われたので、そちらも見学させて頂きました。
札幌の住宅も室内は一室空間で、垂直方向へと広がっていきます。かなり天井高さが高く、天国へ上がるように、上部へ続く階段を上っていきます。私的には、一番高い部分は若干恐怖を感じました。一番高い部分から1階を見下ろす感覚は、空から地上を見下ろす感覚というところでしょうか。また、2階の床は柱で受けず、天井から鉄筋での吊り構造となっているため、宙に浮いている感じです。外観はフレキシブルボード張り仕上げとなっていますが、五十嵐さんに聞いたところによると、雪が溶けた後の外構工事で完成となり、また違うイメージとなりそうなので、こちらも外構終了後にもう一度見てみたいなと思います。


以上、2軒の住宅とも、同じく北海道で建築をやる者として、とても参考となる住宅でした。

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